更新日:2025年5月14日

熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートについて

気候変動適応法が改正され、「熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)」が位置づけられ、さらに、より深刻な健康被害が発生し得る場合に備え、令和6年度より一段上の「熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)」が創設されました。

熱中症特別警戒アラート

気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生じるおそれがある場合に環境省から発表されます。

【運用期間】

令和7年4月23日(水)〜令和7年10月22日(水)

【発表基準】

県内観測地点すべての地点で暑さ指数(WBGT)が35に達する場合

【発表方法】

前日の午後2時頃に環境省のホームページで発表

※暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた温度の指標のことです。暑さ指数(WBGT)が高くなると、熱中症による緊急搬送人数が多くなります。当ページ下部「熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの情報を知るためには」に、暑さ指数等の情報を取得できるサイトをご案内しています。

暑さ指数

(WBGT)

注意すべき生活活動の目安
注意事項

 危険

(31以上)

すべての生活活動でおこる危険性
 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

 厳重警戒

(28以上31未満)

 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。

 警戒

(25以上28未満)

 中等度以上の生活活動でおこる危険性  運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。

 注意

(25未満)

 強い生活活動でおこる危険性  一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

熱中症対策について

  • こまめな休憩や水分補給・塩分補給
  • 身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認した上で、涼しい環境以外では、原則運動は行わない等の対策の実施
  • 熱中症にかかりやすい高齢者、子ども、持病のあるかたなどは、自ら積極的に対策を実施し、周囲のかたも声かけを実施

※熱中症対策としては、涼しい環境への避難が大切ですが、それができない場合(自宅のエアコンが故障した場合等)は、衣服を緩めることや重症化等の予防に、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇ぐことや、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられます。

熱中症特別警戒アラートと熱中症警戒アラートのちがい

  熱中症特別警戒アラート
熱中症警戒アラート
 概要  気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生じるおそれがある場合に発表   気温が著しく高くなることにより、熱中症による健康被害が生じる可能性があると予測された際に発表
 発表基準  県内観測地点すべての地点で暑さ指数が35に達する場合

 県内観測地点のいずれかで暑さ指数33に達する場合

熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの情報を知るためには

熱中症特別警戒アラート、熱中症警戒アラートのほか、全国841地点における暑さ指数(WBGT)の予測値・実況値等、熱中症予防情報の提供を行っています。

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