更新日:2025年6月24日
熱中症を予防しましょう
熱中症は、体温がうまく調整できず、体内に熱がこもってしまうことによって起こります。屋外や日中だけでなく、室内や夜間でも発症することがあり、寝ているうちに熱中症になる場合もあります。しかし、予防方法を知り、普段から気を付けることで、防ぐことができます。
熱中症の危険信号
- 高い体温
- 赤い・熱い・乾いた皮膚(全く汗をかかない、触るととても熱い)
- ズキンズキンとする頭痛
- めまい、吐き気
- 意識の障害(応答が異常である、呼びかけに反応がない等)
熱中症の予防方法
- のどの渇きを感じる前に、こまめに水分を補給する。
- 通気性の良い服を着用する。
- 屋外では帽子をかぶる、屋内では窓にすだれを垂らすなど、暑さを避ける。
- 体調が悪い時には無理をしない。
- 室内に温度計を置き、エアコンで室温をこまめに調節する(室内でも熱中症になる場合があります)。
- 自動車内に小さな子どもだけを残して離れない(炎天下の自動車内は50℃から70℃になります)。
熱中症が疑われるときは
- クーリングシェルターや風通しの良い日陰、エアコンの効いている室内等の涼しい環境で過ごす。
- 衣服(衣類)をゆるめ、風通しを良くする。
- 太い血管のある脇の下、両側の首筋、足の付け根を氷やアイスパックで冷やすなどして、体温を下げる。
- こまめに水分・塩分を補給する。
- 身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認した上で、涼しい環境以外では、原則運動は行わない等の対策を実施する。
※意識がない、呼びかけに対し返事がおかしい、水分を自力で摂取できないなど、上記対処法で改善しない場合には、救急車を呼びましょう。特に高齢者や乳幼児は注意しましょう。
熱中症予防情報を知るためには
熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートについて
気候変動適応法が改正され、「熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)」が位置づけられ、さらに、より深刻な健康被害が発生し得る場合に備え、令和6年度より一段上の「熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)」が創設されました。
熱中症特別警戒アラート
気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生じるおそれがある場合に環境省から発表されます。
【運用期間】
令和7年4月23日(水)〜令和7年10月22日(水)
【発表基準】
県内観測地点すべての地点で暑さ指数(WBGT)が35に達する場合
【発表方法】
前日の午後2時頃に環境省のホームページで発表
※暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた温度の指標のことです。暑さ指数(WBGT)が高くなると、熱中症による緊急搬送人数が多くなります。当ページ下部「熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの情報を知るためには」に、暑さ指数等の情報を取得できるサイトをご案内しています。
暑さ指数
(WBGT)
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注意すべき生活活動の目安
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注意事項
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危険
(31以上)
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すべての生活活動でおこる危険性
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高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
厳重警戒
(28以上31未満)
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外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 |
警戒
(25以上28未満)
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中等度以上の生活活動でおこる危険性 |
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 |
注意
(25未満)
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強い生活活動でおこる危険性 |
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
熱中症特別警戒アラートと熱中症警戒アラートのちがい
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熱中症特別警戒アラート
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熱中症警戒アラート
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概要 |
気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生じるおそれがある場合に発表 |
気温が著しく高くなることにより、熱中症による健康被害が生じる可能性があると予測された際に発表 |
発表基準 |
県内観測地点すべての地点で暑さ指数が35に達する場合 |
県内観測地点のいずれかで暑さ指数33に達する場合
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熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの情報を知るためには
熱中症特別警戒アラート、熱中症警戒アラートのほか、全国841地点における暑さ指数(WBGT)の予測値・実況値等、熱中症予防情報の提供を行っています。
環境省・気象庁が発表する「熱中症特別警戒アラート」と「熱中症警戒アラート」をメールで配信するサービスです(バイザー株式会社が運営)。
受信したい発表区域をいくつでも登録できます。
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