更新日:2026年6月22日
 本日、令和8年 第2回 瑞穂市議会定例会を開催いたしましたところ、議員の皆さまにご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。
 定例会の開会にあたり、私の所信並びに今回提案する議案について申し述べさせていただきます。
 6月に入り、暦の上では梅雨の季節を迎え、当市の花である紫陽花の彩りが美しく映える季節となってまいります。一方で、県内では早くも真夏日や猛暑日が記録されるなど、気候変動の影響を強く実感する状況が続いております。市民の皆さまにおかれましては、熱中症対策をはじめとする健康管理には十分ご留意いただきたいと存じます。
 私は、令和5年6月1日から2期目の市政を担わせていただいており、「健やかに安心して暮らせるまちの実現」 「誇れる安全・機能性の高い快適なまちの実現」 「子どもたちの未来が光輝くまちの実現」 「若人や女性が活躍できるまちの実現」 「水と緑が輝き、環境にやさしいまちの実現」 「市民と行政が拓く協創と連携のまちの実現」 「持続可能な行政運営を誇るまちの実現」の7つの実現を優先政策に掲げ、市政運営を進めているところであります。
 現在、世界的な経済情勢の不透明な状況や国内における物価高騰は、国民生活に深刻な影響を与えています。とりわけ、中東情勢やイランを巡る武力衝突など、この国際社会の不安定な動きは、原油価格の高騰やエネルギー供給への懸念を招き、日本経済に大きな影響を及ぼしてきました。原油価格の高騰は、電気・ガス料金やガソリン価格の上昇に直結し、物流コストや食料品価格の上昇を通じて、国民生活や地域経済に幅広く負担を求めております。
 また、市内事業者においては、原材料費や輸送費の高騰、人件費の上昇などにより、経営環境の厳しさを増しています。こうした状況は家計の負担増につながり、日々の暮らしの安心を揺るがし、将来への不安を増大させています。さらに、企業活動や生活様式にも大きな変化をもたらし、デジタル化や新しい働き方への対応が進む中、事業者を取り巻く環境にも大きな影響を与えております。
 このような状況下において、政府は5月25日、この夏の電気・ガス料金の支援策を閣議決定しました。負担軽減の効果は標準的な家庭で7~9月の3ヵ月間で約5,000円を見込んでおり、前年を上回る3兆円強の補正予算案を編成される考えを表明され、期待をしているところです。
 私は、市民の皆さまや事業者の方々が安心して日々を過ごし、将来に希望を持つことができるよう、地域特性を生かした取り組みを進めていく必要があると考えております。また、少子高齢化という構造的課題が本市においても、2040年頃からさらに進行すると予測されております。急速に進む高齢化は、社会保障費の増大につながるとともに、医療・介護保険制度や年金制度そのものに影響を及ぼし、生産年齢人口の減少は、労働力不足による地域経済の活力低下につながっています。だからこそ、子どもから高齢者まで、誰もが安心して暮らし続けられる瑞穂市でなければなりません。基礎自治体の役割には、その地域特性に基づく独自の施策を展開するだけでなく、国や県との方向性を共有しながら取り組むことで、広域的な相乗効果や財源確保にもつながります。そのため、国が進める地域未来交付金やデジタル化、防災・減災対策などとも歩調を合わせ、地域課題の解決に取り組んでまいります。
 さらに、将来世代にも責任を果たせる「持続可能なまちづくり」を実現するためには、限られた財源を最大限効果的に活用し、各事業の優先順位を明確にしながら、短期的効果と中長期的効果の両面を見据えた施策展開を進めていく必要があります。市民の安全・安心に直結する分野をしっかり支えるとともに、地域経済の成長や活力向上につながる投資も継続し、瑞穂市全体の持続的な発展を目指してまいります。
 瑞穂市では、新たなまちづくりの指針となる「瑞穂市第3次総合計画」を本年度よりスタートいたしました。「こどもが輝き 誰もが笑顔あふれる 安心で住みよい都市 ~ウェルビーイングに満ちあふれたコミュニティの創造~」を将来像として掲げ、この実現に向け、市民の皆さまの幸福感・満足度の向上、いわゆる「ウェルビーイングの向上」を市政運営の中心に位置づけ、中でも「こども」「住みやすさ」「都市基盤」の3つの分野に重点を置いた施策を展開してまいります。
 この第3次総合計画のスタートにあたり、市長就任以来目指してきた方向性をさらに発展させ、安心と健幸を市民に届け続けるために、「住みやすさ」の分野については、まずは物価高から市民生活を守ることを基本姿勢として、市政運営を推し進めてまいります。そして、将来にわたり誰もが希望を持って暮らせるまち、「瑞穂市はやっぱり暮らしやすいね」と自然に口にしていただける瑞穂市にしていきたいと考えています。
 なお、この度の本市の物価高騰対策である「瑞穂市かきりん振興券」につきましては、当初4月末までの配布完了を予定しておりましたが、お届けに遅れが生じてしまいました。心待ちにされておられた市民の皆さまには、ご迷惑とご心配をおかけしましたことを、この場をお借りして、お詫び申し上げます。
 「こども」の分野については、市内の子どもたちを危険から守る「動く子ども110番!」事業や「瑞穂市型熱中症対策」として、登下校におけるみずほバスの活用、校内へのウォータークーラーの設置、小学校体育館への空調設備の整備、さらには寄附金を活用しての日傘・帽子の配備などを進めてまいります。
 「都市基盤」の分野については、近年猛暑や集中豪雨など、自然災害リスクへの備えが重要性を増していることを踏まえ、市民の皆さまが安全・安心に暮らせるまちづくりを進めるため、国土強靭化に引き続き取り組むとともに、トイレカーや給水車の配備、避難所受付システム導入といった防災・減災対策も進めてまいります。
 6月14日には市の水防団による水防訓練を実施し、これからの出水期に備えてまいりますので、議員の皆様にもご参観をよろしくお願いいたします。
 令和8年度当初予算につきましては、市民の皆さまにご理解を深めていただくため、4月19日には巣南公民館、21日には市民センターにおいて予算説明会を開催し、貴重なご意見を多数頂戴することができました。改めて感謝申し上げます。なお、当日の説明内容につきましては、YouTubeの瑞穂市公式チャンネルでご覧いただけますので、当日ご都合が悪くお越しいただけなかった市民の方には是非ともご視聴いただきますようお願いいたします。
 地球温暖化計画に基づく取組みとして、SDGs・カーボンニュートラル×子どもと未来の瑞穂環境フェアとして「みずほ環境フェア2026」を6月7日に市民センターにおいて初めて開催します。様々なワークショップや展示、岐阜協立大学の森誠一教授をお招きして、市の魚ハリヨと環境問題についてご講演をいただきます。また、屋外ではキッチンカーの出店やペイントパッカー車の展示もあり、環境問題について楽しみながら学べるイベントとなっております。市内の保育所・幼稚園、小中学校はじめ、広く市民に皆さんに周知しております。議員の皆様も是非ともお越しいただきたいと存じます。
 議員各位におかれましては、市行政と一丸となって、これからの瑞穂市の発展を見据えた多角的な視点と建設的な見地から、ご意見、ご提案を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 
 それでは、今回提案する議案について述べさせていただきます。
 今回上程いたします議案は、専決処分の承認を求める案件が2件、人事案件が2件、補正予算に関する案件が3件の、合計7件であります。
 それでは順次、提出議案の概要をご説明申し上げます。
 まず、
【承認第3号 瑞穂市税条例の一部を改正する条例についての専決処分について】であります。
地方税法等の一部を改正する法律の公布に伴い、市条例を改正する専決処分をしましたので、これを報告し、議会の承認を求めるものであります。
 次に、
【承認第4号 瑞穂市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についての専決処分について】であります。
 地方税法施行令の一部を改正する政令の公布に伴い、市条例を改正する専決処分をしましたので、これを報告し、議会の承認を求めるものであります。
 次に、
【議案第23号 瑞穂市教育委員会の委員の任命について】であります。
 教育委員会の委員「伊藤(いとう) 清美(きよみ)」氏の任期が 令和8年7月4日に満了となることから、引き続き「伊藤(いとう) 清美(きよみ)」氏を委員として任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律 第4条 第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
 次に、
【議案第24号 瑞穂市固定資産評価員の選任について】であります。
 固定資産評価員「 佐藤(さとう) 雅人(まさと)  」氏が令和8年4月1日の瑞穂市役所の人事異動によって税務課長の職を離れたことから、新たに「 坂上(さかうえ) 隆志(たかし) 」氏を固定資産評価員として選任したいので、地方税法第404条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
 次に、
【議案第25号 令和8年度 瑞穂市一般会計 補正予算(第1号)】であります。
 地方自治法 第218条 第1項 の規定により議会に提出するもので、歳入歳出予算の総額に、それぞれ 3億885万 1千円を追加し、総額243億 5,885万1千円とし、3件の地方債の補正をするものであります。
 歳出の主なものは、民生費として、本田小学校区放課後児童クラブ施設建設工事に2億6,471万5千円、その工事監理業務委託費に583万円計上しました。
 土木費として、道路新設改良事業費の測量調査設計委託料に990万円計上しました。
 歳入の主なものは、国庫補助金として、子ども・子育て支援施設整備交付金1億2,716万8千円、県補助金として、学校給食県産農産物導入促進支援事業県補助金575万4千円、繰入金として、財政調整基金繰入金2,443万8千円、公共施設整備基金繰入金1億3,000万円、市債として、保育施設整備事業1,240万円、総合センター施設整備事業3,750万円計上しました。
 次に、
【議案第26号 令和8年度 瑞穂市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)】であります。
地方自治法 第218条 第1項 の規定により議会に提出するもので、歳入歳出予算の総額に、それぞれ 34万 7千円を追加し、総額46億 9,525万6千円とするものであります。
 歳出の主なものは、制度改正システム改修委託料34万7千円計上しました。
 歳入の主なものは、事務費繰入金34万7千円計上しました。
 最後に、
【議案第27号 令和8年度 瑞穂市水道事業会計 補正予算(第1号)】であります。
地方自治法 第218条 第1項 の規定により議会に提出するもので、1件の債務負担行為を追加するものであります。
 
 以上、7件の提出議案につきまして概要をご説明させて頂きましたが、よろしくご審議を賜りまして、適切なるご決定を頂きますよう、お願いを申し上げ、私の提案説明とさせて頂きます。