更新日:2025年1月17日

二十歳を祝う会 お祝いのことば

 

 

 今年度、二十歳を迎えられました645名の皆さんに、瑞穂市民を代表して心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます。

 これまで愛情深く手塩にかけて立派に育ててこられましたご両親・ご家族の皆様に、心からお慶び申し上げます。

 晴れの日となる二十歳を祝う会に公私ともご多用のなか、ご臨席をたまわりましたご来賓の皆様に厚く御礼申し上げます。小・中学校で、ご指導いただきました恩師の先生方、いつも温かく見守り励ましていただきました地域の方々に衷心より敬意と感謝を申し上げます。

令和7年は、穏やかな一年の始まりとなりました。昨年を振り返りますと、元日に石川県能登半島沖で震度7の地震が発生し、さらには復旧途中の9月に能登半島を豪雨が襲い甚大な被害となりました。お見舞い申し上げ、一日も早い復旧復興を願ってやみません。災害は想定外と考えるのでなく、頻発する時代に入ったと考え「自分の命は自分で守る」ことや、災害が起きてからの「事後の百手より事前の一手」として、瑞穂市では防災士の養成をはじめする危機管理体制の構築、発災時の対応力強化、災害時の応援協定など、大規模災害への備えを強化しております。

 

さて、当市は、令和5年5月の市制20周年を機に、次代を担う世代に繋いでいくため、「人権」「平和」「環境」の3つのテーマを掲げ、「人権尊重」「非核・平和」「環境」の3つの都市宣言を揃えることができました。昨年の1月には、子どもたちにとって何が最もよいことであるのかを念頭にした「こどもまんなか社会」の構築を目指し、「こどもまんなか応援サポーター宣言」を行いました。そして、今年の仕事始め式には、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指す「瑞穂市ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。これから10年先の社会情勢を見据えて策定する「第3次総合計画」などの計画を総称した「みずほ未来まちづくり構想2035」には、「ウェルビーングみずほ ~持続的な幸福の実現~」を掲げ、今年を「始まる年」と位置付け全力で進めてまいります。

 

ここにおられる皆さんは、瑞穂市で育ち、立派に成長をされ、既に社会の一員として活躍されておられるかた、また勉学に励んでおられるかたもおられると思います。皆さんの夢や目標を叶えるため、今年を「始まる年 スタートする年」にしてはどうですか。

 

目まぐるしく変化する社会情勢でありますので、様々な課題や厳しい現実に直面することがあると思います。皆さんの最大の財産である「若い力」を、自分のために、多くの人のために生かしてもらいたい。その時に、私はこの言葉だけは言わないでもらいたいと思います。その言葉とは「どうせ無理」。この言葉は努力しない自分を慰め、納得させてしまう言葉だと思います。何とかしたいという思いがあれば、道は必ず拓けると思います。

 

皆さんは、これまでも、これからも同じ時間を同じように歩んでいく同級生です。悩みや楽しみを共有できるよき仲間です。このつながりや絆を大切にし、生涯にわたり勇気と希望を与えてくれるよき仲間として、助け合い、協力しながら、失敗を恐れず果敢に、目標に向かい進み続けることを願っております。

 

皆さんの行動力や柔軟な発想は、市の課題や未来を切り拓く大きな原動力になります。

 

たとえ瑞穂市を離れていたとしても、この豊かな水と緑にあふれた魅力ある瑞穂市、「ふるさと瑞穂」を想う心を持ち続けていただきたいと思います。私は皆さんが、お父さん・お母さんを想う気持ちはふるさと瑞穂を想う気持ちと同じだと思っています。皆さんの「ふるさと瑞穂」を心の拠り所にしていただき、瑞穂市の行政に対する提案なども進んで発信していただくよう期待をしています。

 

皆さんが持つ無限の可能性に期待を寄せながら、瑞穂市としても全力で皆さんの行く手を照らす灯としてバックアップしてまいります。私も微力ながら瑞穂市長として皆さんを応援しています。

 

 本日、二十歳を祝う会を挙行するに当たり、昨年7月より、皆さんの友達たちで構成される実行委員会のメンバーが中心となり、準備を進めていただきました。今日までのご尽力に対し、深くお礼と感謝を申し上げます。

 

 結びとなりますが、皆さんの洋々たる前途に幸多からんことを祈念し、併せて、ご参集の皆さまにとって本年が良い年となりますよう心よりお祈り申し上げ、私からの「お祝いの言葉」とさせていただきます。

 

 

 

令和7年1月12日       

 

    瑞穂市長 森 和之