更新日:2026年1月5日

 月日が過ぎるのは早いもので、今年も一年が終わろうとしています。残すところわずかとなりました。各部署においても、それぞれの職責を果たしてもらえ、今年も良かったことが数多くあった一年になったと感じています。そして、引き続き課題についても共に取り組んでいきたいと思います。

 今年一年を振り返ってみますと、夏は記録を更新する猛暑になり、全国各地で線状降水帯による集中豪雨の被害も起きました。瑞穂市では、昨年も大きな災害はありませんでしたが、災害への備えは確実に進めていかなければなりません。学校体育館へのエアコンの設置、トイレカーを発注しています。今後も防災上、必要となるものは順次、配置・配備を進めていく方針です。

 4月には、念願であった「牛牧排水機場」が完成し、起証田川流域住民の安心・安全が確保されたばかりでなく、瑞穂市全体の防災力の向上に繋がりました。また、起こり得る災害への備えを「制度として確かなもの」にするため、「瑞穂市防災減災条例」の策定を進めてくれました。この条例では、災害に対する市の責務をはじめ、市民、事業者、自治会など、それぞれの役割を明確にし、災害は行政だけに頼るのではなく、地域全体で災害に備え、支え、助合う体制を築くことなどの基本理念を定めています。
 3月には「瑞穂市こども計画」を策定しました。そして教育の基本的な方針を示す「教育大綱」を策定しています。その基本理念は、「みずほを愛し みずほに誇りをもち みずほの未来を担う人づくり」です。そしてこの基本理念の副題は、『こどもから大人まで、誰ひとり取り残すことなく、楽しく学べる機会を創出するとともに、こどもたちの多様な考えや個性を尊重し、「こどもまんなかプロジェクト」を通じて、瑞穂市の未来を担う地域社会人を育成します。生涯にわたる教育活動、社会活動に主体的に取り組み、ウェルビーイングの向上を推進します。』としました。

 「こどもまんなかプロジェクト」とは、こどもたちの成長に欠かせない3つの場、「活動の場」があること、「体験の場」があること、「発表の場」があること。
 ウェルビーイングの向上とは、市民の皆さん一人一人が「幸せでありたい」と思い願う、幸福感、満足感を向上させていきたいと考えています。それは、学校においても児童生徒の皆さんの思い描く「夢」や「希望」が叶うこと、それがウェルビーイングだと思います。小中学校では、「幸せのキャッチフレーズ」として心に残った言葉を共有してもらいたいと考えています。
 幸せの言葉には、人を動かす力があります。仲間との絆を深めたり、繋がりの暖かさを実感できたりすると考えています。これは小中学校の児童生徒だけでなく、市役所職員、保育所・幼稚園でも同じだと思います。皆さんも「幸せのワード」をかけたり、かけられたりすると楽しい職場・明るい職場になると思います。

 この12月には、市の最上位計画である「第3次総合計画」が、議会の承認を経て「基本構想」と「前期基本計画」の策定に至ることができました。これから10年先、市の将来を見据えた将来像は、「こどもが輝き 誰もが笑顔あふれる 安心で住みよい都市(まち)~ウェルビーイングに満ちあふれたコミュニティの創造~」としました。
 この将来像には、市民の皆様の思いが集約されています。「こどもが輝き」とは、「こどもまんなかプロジェクト」を通じた、瑞穂市こどもまんなか社会の構築であり、「誰もが笑顔あふれる安心で住みよいまち」とは、基盤整備・災害への備えを通じて、住みやすさの向上、揖斐川・長良川の間に挟まれたエリアの中心都市として機能することが求められると考えています。

 将来像の中でも「ウェルビーイング」に着目しました。このウェルビーイングとは、満足感や幸福感といった「心の豊かさ」を示す概念ですが、私は「シビックプライドの醸成」と深く結びつけていきたいと考えています。
 シビックプライドを醸成するためには、
(1)まず瑞穂市を知ってもらうこと、分かりやすく伝えること、情報発信すること

 この分かりやすく伝えることができていたのかを、まず一つ目に考えてもらいたいと思います。
(2)知ってもらうことで共感、楽しみ、嬉しさなどを通じて、市を好きになってもらうことができます。
(3)「瑞穂市はいいな」と思っていただくことで、それが「誇り」となります。
(4)誇りを持つことで、「瑞穂市を大切にしたい」、「私たちはいいまちに住んでいるんだ」となり、瑞穂市に関わり行動をしたくなります。
 「瑞穂市はいいまちだ」「私たちはいいまちに住んでいる」と市民の皆さんが実感していただけることこそ、行政が目指す「ウェルビーイング の本質であると考えています。つまり、「ウェルビーイングの本質はシビックプライドの醸成にある」といえます。

 市長就任時から進めてきた地方創生の3つの拠点づくりについては、
1つ目の拠点、「サンコーパレットパーク」は、指定管理制度導入に向けて進めきましたが、これからの運営が重要になります。
2つ目の拠点、JR穂積駅 南口整備事業も本格的な駅南地区の整備を始めることになりました。本巣縦貫道別府交差点も暫定的通行が可能となりました。
3つ目の拠点、犀川遊水地では、瑞穂市で初めてとなる花火大会が開催され、市に勢いがついたことは忘れることができません。さらに、犀川遊水地事業が完了するまでには、犀川グリーンインフラ事業の実現は必至であり、かわまちづくり計画を確実に進めなければなりません。

 

 総合計画のアンケート結果が示すように基盤整備の遅れ、公共交通の充実は、そのとおりだと感じています。職員が一丸となり頑張らないとならない時だと思います。課題はありますが、私は瑞穂市の職員は「知恵」を持っていると感じています。1人、2人で抱え込み、考えるのでなく、「チーム みずほ」で考えれば、必ず乗り越えることができると確信しています。

 結びにあたり、今年1年間、勤めてこられたのは、家庭があるからだと思います。年末年始は、家族と過ごす時間が長くあり、普段、会えない子どもが帰ってきたり、別に住んでいる両親と会えたりできる機会です。「仕事は家庭から」と言われるとおり年末年始、家族と向き合う時間をたくさん設けてもらい、2026年に向けて英気を養ってもらいたいと思います。
 職員の皆さんには、たくさん仕事で助けてもらいました。体調管理に十分気を付け、よい新年を迎えられるようご祈念を申し上げ、2025年の瑞穂市の仕事納めのあいさつとさせていただきます。1年間ありがとうございました。

令和7年12月26日 瑞穂市長 森 和之