更新日:2026年1月5日

 新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 元日は、天候もよく穏やかな新年を迎えました。長い年末年始となりましたが、皆さんそれぞれ家族とのよい時間を過ごされたことと思います。今年の仕事始め式を、職員の皆さんと共に行えられることを嬉しく思います。
 私はこの年末年始には、市の文化協会から文芸誌への寄稿依頼がありましたので、今年のテーマの「笑」にちなんで「笑う門には福来る」ということわざについて、お正月の3日間、あれこれと考えていました。この門とは、家庭や家族という意味ですが、門を瑞穂市に置き換えると、市民の皆さんが微笑めば、そこには幸せが訪れる、これも一つのウェルビーイングではないかと、そんな思いで文章をしたためていました。

 本年4月から「瑞穂市第3次総合計画」がスタートします。本計画において、将来像を「こどもが輝き 誰もが笑顔あふれる 安心で住みよい都市(まち)~ウェルビーイングに満ちあふれたコミュニティの創造~」と定めました。
 こどもたちがまん中の社会の構築、こどもたちが健やかに成長できる「こどもまんなかプロジェクト」を進めるとともに、災害への備えをしていきます。また「住みよい」については、8月に穂積駅開業120年を迎える記念すべき年に、駅南周辺整備を開始します。瑞穂市が長良川・揖斐川の間の市町の中心都市として基盤整備を行うことが重要であり、真の住みよさだと考えています。遅れてしまった都市の基盤整備を取り戻すためには、「攻めの基盤整備」が必要であると考えています。

 先行きが不透明、不確実な時代であるからこそ、確実なことを一つ一つ、特に基盤整備は遅れることなく着実に進めていかなければなりません。その思いを込めて今年の瑞穂市の漢字一字を「確」としました。それぞれの部署で、いくつもの事業が「確かな形」として「目に見える成果」が実感できるような1年を目指してほしいので、よろしくお願いします。

 そのために、「瑞穂市職員の8か条」として明らかにしました。職務を遂行する上で迷ったり、課題にぶつかったりする場面で考えてもらいたいと思います。これらは、私の市長の在任期中に大切してもらいたいことです。
1.出来ない説明を考えるより、どうしたらできるかを先に考えること
2.先の心配をするなら、さらにその先を考えること
3.根拠や事実に基づき議論する 想像ではなく創造すること
4.困ったら、何度も繰り返し 繰り返し考えること
5.100点はない 60点を創るつもりで進めること
6.時間を大切に すぐに考えて 行動すること
7.儲かることを考えること
8.仕事は自分が創る作品 美しい仕事をすること

 瑞穂市の魚が「ハリヨ」になりました。どうして今、市の魚がハリヨなのかと、思いや考えもなく市の魚にしたと言われる人がいるのではないかと考えますが、これは私が「ウェルビーイングの本質はシビックプライドだ」と考えていることに起因します。
 瑞穂市は、どんな特色があるまちですかと聞かれて、皆さんはどう答えますか。
 「富有柿発祥の地」「皇女和宮」「中仙道が通る」「藤九郎ぎんなんの発祥の地」「穂積駅」など、いろいろあるとは思います。「ハリヨが生息する まち」、これも大きな特色ですし、シビックプライドになるものです。これに関しては行政が打ち出さずに、誰も打ち出す人はいません。
 瑞穂市が「ハリヨ」を保護するのには大きな目的があります。ハリヨは現在、市内5か所に生息していますが、その5か所には純粋な美濃ハリヨ、純粋な近江ハリヨが生息しています。この2種が存在するのは瑞穂市だけと言われていますので、交雑させることがないように保護する必要があるのです。

 そして「ハリヨ」を市の魚に指定したことで、今年はそれぞれの部署に取り組んでもらいたいことがあります。
 保育所・幼稚園のこどもたちには「ハリヨ」という魚を教えてもらいたいこと。
 小・中学校ではスクールミーティングの際に代表の児童生徒にお伝えしただけですので、全校生徒にハリヨを保護する意義を教えてもらいたこと。
 5か所の生息地において、それぞれ保護する団体を明確にし、その団体をつなぐ連絡協議会などの組織を設立したいこと。
 保護する活動を支える資金を調達する仕組みを検討してほしいこと。
 ハリヨの帽子、ぬいぐるみ、お菓子などグッズを制作してほしいこと。
 このような取り組みを通じて、シビックプライドの醸成へと繋ぐことができると考えています。

 結びに今年は、60年に一度の丙午となり、情熱と行動力で切り拓ける年と言われています。今年も皆さんひとり一人の力を結集するために、熱意・連携・協力のもと、それぞれの立場を尊重し、仕事は楽しく、スピード感をもち、市民目線と感謝を忘れず、一丸となってウェルビーイングの向上を目指し、共に取り組んでいくことをお願いし、年頭の訓示といたします。

令和8年1月5日 瑞穂市長 森 和之