更新日:2020年10月1日

 今まで任意接種(予防接種法の対象ではないが、希望者が自費で受けることができる予防接種)であったロタウイルスワクチンが、10月から定期接種になりました。

 ロタウイルスに感染すると、重症急性胃腸炎(急激な嘔吐と水様性の下痢便を頻回に排泄し、発熱が3~5割程度にみられる)をおこします。ロタウイルス感染症により、世界では5歳未満の小児が年間約50万人死亡しています。先進国では死亡例は少ないですが、嘔吐・下痢に伴う脱水やけいれん、腎不全、脳症などの合併のため入院治療に至るケースがあります。

 ロタウイルスによる胃腸炎を防ぐために、予防効果の高いワクチンを、適切な時期に接種しましょう。

 

対象者

令和2年8月1日以降に出生したかたで、以下の月齢にあたるかた(ワクチンにより異なります)

予防接種の受け方

ワクチン名

 接種対象月齢 接種回数  接種間隔 
 ロタリックス®  出生6週0日後から出生24週0日後までの間にあるお子さん

2回

※27日以上の間隔をおいて2回受ける(経口接種)

※できるだけ生後2月から出生14週6日後までに1回目を受ける

 ロタテック®  出生6週0日後から出生32週0日後までの間にあるお子さん 3回  

※27日以上の間隔をおいて3回受ける(経口接種)

※できるだけ生後2月から出生14週6日後までに1回目を受ける

※ロタリックス®かロタテック®のどちらか一方のワクチンを選んで接種してください

※1回目の接種は、 安全性の観点から出生14週6日後までに行うことが推奨されています

※2回目以降は、 最初に接種したワクチンと同じ種類のワクチンを接種してください

 

予診票

出生届出時に「予防接種ガイド いたいのとんでけ」とともにお渡ししています

 

その他

詳細は「予防接種ガイド いたいのとんでけ」をご覧ください