更新日:2026年9月14日

 市議会議員の皆様、市民の皆様におかれましては残暑のお見舞いを申し上げます。
 本日、令和8年第3回瑞穂市議会定例会に、ご出席を賜りましたこと、心からお礼を申し上げます。
 今年の夏は、これまで経験したことのないような厳しい夏となりました。7月21日には、郡上市で40℃を観測し、全国で今年初めての「酷暑日」となりました。さらに、24日には美濃市で40.2℃を記録するなど、まさに命に関わる暑さが続きました。この厳しい暑さは、単に「今年の夏が暑かった」ということに留まらず、近年の気候変動を、私たちが身をもって実感するとともに、自然災害の脅威についても改めて考えさせられる厳しい夏となりました。
 その一つが、7月28日に熊本県で発生した震度7の地震災害です。熊本県では、10年前の平成28年にも震度7の熊本地震が発生し、多くの尊い命が失われ、今なお復旧・復興に取り組んでおられる地域があります。そうしたなか、今回の地震により、再び大きな被害を受けられた皆様もたくさんおられることにも、心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を願っております。
 また、被災地支援のため、全国から多くの自治体職員が現地に派遣され、ボランティアの皆様も被災された方々に寄り添い、懸命に支援活動にあたっておられます。現地で支援にご尽力されている皆様に、心から敬意を表し、深く感謝申し上げます。
 当市においても、熊本県宇土市に8月23日から職員を1名派遣し、避難所支援や巡回訪問による健康管理など支援を行っておりますが、今後とも必要な支援にしっかり取り組んでまいります。
 今回の熊本地震をはじめとする災害は、決して他人事であってはなりません。
 瑞穂市においても、南海トラフ巨大地震だけでなく、養老-桑名-四日市断層帯を震源とする内陸直下型地震が想定されており、発生した場合には、本市で最大震度6強が想定されています。また、市内全域が地震により液状化が発生する可能性が高いエリアとなっております。
 いつ起こるか分からない地震に対して、「まさか」ではなく、「もし起きたら」という意識を持ち、日頃から備えておくことが重要です。
 二つ目は、8月13日から14日にかけて発生した千葉県の集中豪雨です。千葉県では、暖かく湿った空気が流れ込んだことなどにより、大気の状態が非常に不安定となり、線状降水帯が3回発生しました。千葉市では24時間降水量が8月1ヵ月の平均降水量の3倍以上となる360ミリを超えるなど、記録的な豪雨となり、浸水や土砂災害、道路の冠水など、大きな被害が発生しました。短時間に猛烈な雨が繰り返し降り、この豪雨災害では道路の冠水により動けなくなった自動車の撤去という新たな課題もありました。こうした近年の集中豪雨は、これまでの経験や想定だけでは十分に対応できない災害が起こり得ることを、私たちに改めて示してくれました。
 当市においては、「瑞穂市防災防犯フェア2026」を9月23日に開催し、昭和51年水害から50年の節目の年、改めて防災について市民の皆様と一緒に考えるきっかにしていきたいと考えております。
 猛暑、地震、そして集中豪雨。近年、私たちを取り巻く災害リスクは、確実に変化しています。こうした災害から市民の皆様の生命と暮らしを守ることは、基礎自治体として最も重要な責務の一つです。「災害はいつ起こるか分からない」ということ、真夏に起きた災害への対応を念頭に置き、これまで以上に防災・減災対策を進め、災害に強い、安心して暮らせる瑞穂市をつくってまいります。
 さて、今年も市内各校区・各自治会で夏祭りなどが盛大に開催され、大いに賑わい、地域の活気・活力を感じるものでした。
 7月18日に「牛牧ふれあい夏祭り」、「生津夏フェス」、8月1日には「ほんでん夏祭り」などが開催され、それぞれ特色ある催しや盆踊り、花火鑑賞など盛りだくさんのイベントで大盛況となりました。
 また、8月22日から23日にかけて瑞穂市商工会主催の第68回みずほ汽車まつりが開催され、今年も両日で1万1千人を超える皆様が集い、ミニSL乗車体験やビンゴ大会など様々なイベントが行われました。猛暑の中でも子どもたちの笑顔が溢れ、最後まで賑わいが続いていました。それぞれの夏祭りなどのイベント開催にあたり、ご尽力いただきました皆様に、厚くお礼を申し上げます。
 今年8月1日には穂積駅開業120周年を迎えました。この記念事業として、9月21日にココロかさなるCCNセンターにて「みずほ鉄道フェア」を開催する予定であります。「みずほテツドウモケイ運転会」やステージイベントとして、鉄道好きで知られる歌手の徳永ゆうき さん、お笑いコンビのダーリンハニーさん をお迎えして鉄道トークショーなどを開催します。
 当市では、平成22年11月に「非核・平和都市宣言」を行い、今年で16年目を迎えます。平和推進事業として、8月9日には、「みずほ平和の祈り2026」を開催しましたところ、約320人の方にお越しいただきました。第1部としてLumina(ルミナ)によるダンスパフォーマンスとみずほレインボー合唱団による平和コンサート、第2部として「岐阜空襲を記録する会」による体験記の朗読などの特別講演を行いました。終戦から81年を迎える本年、平和について改めて考える機会を市民の皆様と共有できたことは、大変意義深いものであります。
 今日で夏休みも終わり、明日から市内の小・中学校で授業が再開されます。今年も夏休みには、様々なイベントにより、子どもたちにとって良い思い出が増えたことと思います。
 私は、夏休み最終日には、宿題や持ち物を完璧に整えることよりも、できていることを親子で確認しながら、安心して明日を迎えることができるように生活リズムを整えることが大切だと考えています。また、夏休み明けは心身の状況が大きく変化しやすい時期でもあるため、子どもたちの様子をしっかり掴むことも必要だと思います。
 教育委員会からは、学校が再開する9月1日にどの子も安心して登校できるように、保護者に対して、8月下旬に「学校再開に向けた学校や教育委員会の登校支援や、保護者の方への見届け」等に関するメールを送付しています。
 さて、現下における我が国は、緊迫し予断を許さない国際情勢の中にあります。製造業や医療を支える石油化学原料の安定供給や、産業活動の基盤となるエネルギーの確保が懸念されるとともに、長引く物価高騰は市民生活や地域経済に大きな影響を及ぼしています。
 こうしたなか、給付付き税額控除や食品に係る消費税のあり方を含めた社会保障と税の一体改革が進められるなど、国の制度は大きな転換期を迎えています。また、高市内閣においては、日本最大の課題を人口減少と位置付け、「人口戦略本部」を設置するとともに、地方の可能性を最大限に引き出すため、「地域未来戦略本部」が新設されました。
 このような時代だからこそ、地域住民の暮らしを支える自治体の役割は、これまで以上に重要となっています。住民に最も身近な行政機関である市役所には、市民の生命と財産を守り、誰もが安心して暮らせるまちを築いていくという大きな使命があります。激甚化・頻発化する自然災害への対応、人口減少・少子高齢化、人手不足、地域経済の活力維持など、自治体を取り巻く課題は、ますます複雑かつ多様になっています。これらの課題は、一つの自治体だけで解決できるものではなく、国や県との連携はもとより、自治体同士が知恵を出し合い、協力しながら取り組むことが不可欠です。
 当市においても、第三次瑞穂市総合計画の策定にあたり実施した市民アンケートでは、穂積駅周辺整備や公共交通の充実など、都市基盤の整備を求める声が多く寄せられました。また、子育て支援や教育環境の充実、安全・安心なまちづくりへの期待も高く、市民ニーズはますます多様化しています。
 これからの瑞穂市においては、公共下水道事業の推進、穂積駅周辺整備、公共交通の充実、新庁舎整備、スポーツ施設の整備などの重要事業を着実に進めていかなければなりません。一方で、人口減少・少子高齢化への対応、公共施設の老朽化対策、財政の健全化を図ることなど、多くの行政課題にも取り組む必要があり、今後の市政運営は、これまで以上に難しい局面を迎えるものと認識しています。
 私は、瑞穂市の未来は、これからの10年で大きく決まると言っても過言ではないと考えています。この重要な10年間に、どのように決断し、どのような施策を着実に実行していくかが、将来の瑞穂市の姿を大きく左右すると考えています。瑞穂市の文化や地域性、市民生活の実情を深く理解するとともに、地域ごとの課題を的確に把握し、その実情に即した判断と行政運営を行うことが何よりも重要であると思います。市民の皆様とともに創る次の10年の瑞穂市、瑞穂市の特性や強みを最大限に生かした施策を着実に推進してまいります。
 また、それぞれの自治体が互いに競い合うのではなく、それぞれの地域の強みや特色を生かしながら協調と連携を深め、広域的な視点で地域全体の発展を目指していくことが、これからの地方自治には不可欠であると考えています。
 市民の皆様のご意見を大切にし、第三次瑞穂市総合計画に掲げた「こどもが輝き 誰もが笑顔あふれる 安心して住みよい都市~ウェルビーイングに満ちあふれたコミュニティの創造~」の実現に向け、将来にわたって持続可能なまちづくりを着実に進めるため、全力で市政運営に取り組んでまいります。

 さて、本日の定例会においては、令和7年度決算が出揃い、財政状況も明らかになりましたので、その総括をご報告いたします。実質収支は例年同様、黒字となりました。
 基金の積立金現在高は、前年度より 5億 6,709万 3千円減額し、地方債現在高は、前年度より 9,058万 3千円 減額となっております。
 財政指標の状況を見てみますと、財政力指数においては、前年度とほぼ同数値の 「0.70」 となっており、経常収支比率においては、前年度より 0.4%上がり 「88.1%」となっております。
 昨年度の決算を総括しますと、基金は減少し、地方債現在高は微減しました。経常収支比率は増加し、実質公債費比率はわずかに増えていますが、財政の許容力として問題のない範囲であると考えております。今年度も昨年に引き続き、物価高騰により予算も激しく変動していますので、慎重な財政運営が必要な状況であるといえます。今後も常に健全財政を意識してまいりますので、議員各位のご理解をお願い申し上げます。
 それでは、定例会開会にあたり、今回提案する議案について述べさせていただきます。
 今回上程します議案は、人事案件が1件、条例の改正に関する案件が5件、決算の認定及び剰余金の処分に関する案件が7件、補正予算に関する案件が5件の合計18件であります。
 それでは順次、提出議案の概要をご説明させていただきます。

 最初に、
【議案第31号 人権擁護委員の候補者の推薦について】であります。
人権擁護委員 河合(かわい) 京子(きょうこ) 氏の任期が令和8年12月31日に満了となることから、新たに 関谷(せきや) 紀子(のりこ) 氏を人権擁護委員の候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
 
 次に、
【議案第32号 瑞穂市監査委員条例等の一部を改正する条例について】であります。
地方自治法の一部を改正する法律の公布に伴い、市関係条例の改正を行うものであります。
 次に
【議案第33号 瑞穂市印鑑条例の一部を改正する条例について】であります。
 出入国管理及び難民認定法第19条の15の2に規定する特定在留カード及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法第16条の2に規定する特定特別永住者証明書の創設に伴い、市条例の改正を行うものであります。 
 次に
【議案第34号 瑞穂市認可地縁団体の印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例について】であります。
 地方自治法施行規則の一部を改正する省令の公布に伴い、市条例の改正を行うものであります。
 次に
【議案第35号 瑞穂市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について】であります。
 学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律施行規則及び児童福祉施設の設備及び運営に関する基準等の一部を改正する内閣府令の公布に伴い、市条例の改正を行うものであります。
 次に
【議案第36号 瑞穂市乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について】であります。
 学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律施行規則の公布に伴い、市条例の改正を行うものであります。

 次に
【議案第37号 令和7年度 瑞穂市 一般会計 歳入歳出決算の認定について】であります。
 歳入総額 249億 5,493万 4千円、歳出総額 239億 5,015万9千円、差引額 10億 477万5千円のところ、翌年度へ繰り越すべき財源 3億 2,230万5千円 を除くと、実質収支額は 6億 8,247万円となりました。
 歳入では、前年度と比較すると、市税、利子割交付金、株式等譲渡所得割交付金、地方消費税交付金、地方交付税、国庫支出金、県支出金、繰入金、諸収入等で 21億 8,565万 7千円 増額となり、地方特例交付金、繰越金等で 4億 8,251万 7千円 減額となり、総額 17億314万円 の増額となりました。
 歳出では、前年度と比較すると、議会費、民生費、衛生費、農林水産業費、商工費、土木費、消防費、教育費、公債費で 15億 6,187万 2千円 増額となり、総務費で 1億 5,779万 4千円 減額となり、総額 14億 407万 8千円の増額となりました。
 次に
【議案第38号 令和7年度 瑞穂市 国民健康保険事業 特別会計歳入歳出決算の認定について】であります。
 歳入総額 47億 1,840万 7千円、歳出総額 46億 977万8千円、差引額 1億862万 9千円となりました。
 単年度収支は 3,066万円の黒字であります。
 歳入の主なものは、国民健康保険税 9億 2,827万4千円、県支出金 31億 3,567万3千円、繰入金 5億 5,038万7千円などであります。
 歳出の主なものは、保険給付費 30億 3,745万3千円、国民健康保険事業費納付金 13億 3,272万 1千円などであります。 
 次に
【議案第39号 令和7年度 瑞穂市 後期高齢者医療事業 特別会計歳入歳出決算の認定について】であります。
 歳入総額 8億 3,021万 5千円、歳出総額 8億1,275万 7千円、差引額 1,745万 8千円となりました。
 歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料 6億 1,671万円、繰入金 1億 7,259万6千円であります。
 歳出の主なものは、後期高齢者医療広域連合納付金 7億 6,080万 5千円であります。
 次に
【議案第40号 令和7年度 瑞穂市 水道事業会計決算の認定について】であります。
 収益的収入及び支出において、収入総額 5億 9,509万 8千円、支出総額 5億 4,981万 4千円となりました。
 損益については、純利益 1,550万 6千円となりました。
 また、資本的収入及び支出においては、収入総額 8,224万7千円、支出総額 4億 4,907万8千円となりました。
 次に
【議案第41号 令和7年度 瑞穂市 下水道事業会計決算の認定について】であります。
 収益的収入及び支出において、収入総額 2億 9,860万3千円、支出総額 2億 1,458万 3千円となりました。
 損益については、純利益239万 9千円となりました。
 また、資本的収入及び支出においては、収入総額 18億 279万4千円、支出総額 19億 3,751万 3千円となりました。
 次に
【議案第42号 令和7年度 瑞穂市 水道事業会計 剰余金の処分について】であります。
 未処分利益剰余金 2億 3,824万 8千円のうち、6,000万円を建設改良積立金に積み立てて、1億2,233万 4千円を資本金へ組み入れるものであります。 
 次に
【議案第43号 令和7年度 瑞穂市 下水道事業会計 剰余金の処分について】であります。
 未処分利益剰余金 239万 9千円を減債積立金に積み立てるものであります。


 次に
【議案第44号 令和8年度 瑞穂市 一般会計 補正予算(第3号)】であります。
 地方自治法 第218条 第1項 の規定により議会に提出するもので、歳入歳出予算の総額に、それぞれ 8億 8,933万円を追加し、総額 252億 4,818万1千円とし、債務負担行為として1件の追加、地方債として5件を追加する補正をするものであります。
 今回の補正では、地方財政法 第7条の規定により、前年度決算剰余金の処分として、財政調整基金積立金に 3億 4,123万5千円を計上しました。
 歳入の主なものは、市税を 3億316万3千円、財産収入を1,535万8千円、繰入金を4,279万6千円、前年度繰越金 を3億8,247万円、市債を1億3,270万円それぞれ増額しました。
 歳出の主なものは、総務費として、財政調整基金の積み立てなどで5億 6,718万2千円を増額しました。
 民生費として、後期高齢者医療給付負担金の令和7年度清算金として2,908万5千円、保育施設整備費で旧牛牧第1保育所解体工事実施設計業務委託として400万6千円を増額しました。
 農林水産業費として、土地改良施設維持管理適正化事業費として1,448万7千円を増額しました。
 土木費として、維持補修工事費などで1億4,093万4千円を増額しました。
 教育費として、本田小学校3階教室改修工事に2,285万8千円、市民センター全館空調改修設計業務委託に841万5千円、総合センター音響設備更新工事などで1,453万4千円を増額しました。 
 次に
【議案第45号 令和8年度 瑞穂市 国民健康保険事業 特別会計 補正予算(第2号)】であります。
 歳入歳出予算の総額に、それぞれ 1億958万3千円を追加し、総額 48億 483万 9千円とするものであります。
 歳出の主なものは、基金積立金 6,876万7千円、諸支出金 3,992万3千円の増額などであります。
 歳入の主なものは、前年度繰越金 1億863万円の増額などであります。
 次に
【議案第46号 令和8年度 瑞穂市 後期高齢者医療事業 特別会計補正予算(第1号)】であります。
 歳入歳出予算の総額に、それぞれ 1,895万 8千円を追加し、総額 9億 3,326万円とするものであります。
 歳出の主なものは、後期高齢者医療広域連合納付金 1,038万 4千円、一般会計繰出金 857万4千円の増額で、歳入は、前年度繰越金 1,745万8千円であります。
 次に
【議案第47号 令和8年度 瑞穂市水道事業会計補正予算(第2号)】であります。
 地方自治法 第218条 第1項 の規定により議会に提出するもので、資本的収入及び支出において、収入を 2,560万円増額し、支出を4,400万円増額するものであります。
 最後に
【議案第48号 令和8年度 瑞穂市下水道事業会計補正予算(第1号)】であります。
 地方自治法 第218条 第1項 の規定により議会に提出するもので、資本的収入及び支出において、それぞれ 2,560万円増額し、企業債として1件の変更の補正をするものであります。
 
 以上、18件の提出議案につきまして概要をご説明させていただきましたが、よろしくご審議を賜りまして、適切なるご決定をいただきますよう、お願いを申し上げ、私の提案説明とさせていただきます。