おかゆ祭り・前編

3月3日、十七条の自治会で、おかゆ祭りが行われました。
おかゆ祭りの篝火の写真
 自治会の祭礼当番によって運営されるこのお祭りは、十七条の稲荷神社で朝早くから大きなかまに小豆を入れておかゆを炊くものです。そのとき、指くらいの太さのおなご竹(雌竹)を十五センチメートルぐらいに切り、それを20本ぐらい細いひもでつなぎ、おかゆの中に入れて一緒にかき混ぜます。 お粥が出来上がるとその竹を取り出し、竹の中に小豆や米がどれくらい入っているかによってその年の作物の出来具合を占うものです。竹にはそれぞれ番号を振ります。例えば1番は「早生(わせ)」、2番は「中生(なかて)」、3番は「晩生(おくて)」4番は「大麦」・・・というように、それぞれの竹にどれだけの小豆や米が入ったかでその年の作物の収穫高を占います。 
竹を割る写真
 この日は午前3時からおかゆを作り始めました。おかゆが出来上がると、祭礼当番の方が太鼓を打ち鳴らしました。(後編へ続く)
太鼓を打ち鳴らす写真
投稿日:2019年3月7日 作成者:瑞穂市_管理者