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 「中学生財務塾」が朝日大学で開講されています。
中学生に簿記を教える服部教授(遠景)
 この事業は瑞穂市と朝日大学の包括連携協定に基づき、平成28年度から始まったもので、4期目を迎えます。朝日大学の教職課程センター長である服部哲明教授が先生となり、中学生に簿記を教えています。 今季は新規14人が加入し、全26人受講。この日は、市内の中学校に通う6人が参加、簿記の「資産」や「負債」という用語が具体的に何を意味するのかを学び、実際に仕訳を行いました。仕訳とは取引の流れの記録で、例えば現金で土地を購入した場合、帳簿上は資産として土地が入ってきて、現金が出ていくということになります。講義では服部教授がわかりやすくも軽妙な語り口で簿記を説明し、生徒たちに飽きる暇を与えずに集中力を維持させていきます。
軽妙な語り口で授業をする服部教授
 この講義は1週間に1時間、宿題はなし。服部教授によると、この事業の目的は簿記の学習を通じて自分に自信が持てるようになること、コツコツと目標に向かって勉強ができるようになることです。自分の周りの子がしていないことを勉強することは自信につながります。また簿記は企業言語であるので、キャリア教育としても有効で、簿記という手段で地域を支える人材が育っていく、とのことです。検定の級を取得することを目的としているわけではありませんが、全商簿記の3級に合格する生徒もいます。財務塾についてのお問い合わせは朝日大学教職課程センター電話番号058-329-1281まで。
授業をする服部教授のアップ写真
投稿日:2019年5月22日 作成者:瑞穂市_管理者