更新日:2019年5月7日
観音像の写真別府観音の境内のようす

別府観音堂・年間行事

星供養・節分祭(2月3日)

御開帳時間…午前8時から午後5時

 

 星供養とは、災いを除き、福を求める行事のことです。

 自治会ごとに御祈祷を受け、年男・年女による豆まきを行います(午前10時から)。参拝者には、御祈祷のあとに御札(家内安全、五穀豊穣、息災、延命)、福豆を渡し、「おしるこ」がふるまわれます。バザーもあります。

 地域外の方も御祈祷を受けられます。御札を希望する場合は、毎月、第1日曜日、18日にも受けられます。

 

千日詣り(8月10日)

御開帳時間…午前8時から午後7時

 

 8月10日にお詣りをすると、千日間お詣りしたのと同じ功徳があるといわれています。

  • 午前10時より、本堂で鐘を打ち、御本尊様へのお詣りが始まります。
  • 午後3時より、金魚すくい・福引抽選会・バザー。
  • 午後5時30分より、光泉寺・善徳寺・入徳寺による読経。
  • 午後6時より御詠歌。

  小行燈の道案内で参拝客が集まり、大行燈(縦3m×横3m×4面)にお願い事・名前を記入し、本堂へ参拝。午後7時過ぎまで行事・お詣りが続きます。

 千日詣りのようす

年越し法要(12月31日)

 御開帳時間……午後11時から元旦午前1時

 大みそかの午後11時から翌年元旦まで読経。地域住民の方が多数参拝されます。

 

縁日(毎月18日)

 御開帳時間……午前8時から午前11時

 御詠歌、地域住民の方の参拝があります。

 

その他

  •  御開帳時間……毎月、第1日曜日と18日縁日(午前8時から11時まで)
     ただし1月は年越し法要、2月は星供養節分会の催事日と18日縁日が御開帳となります。

場所 

 住所〒501-0222 岐阜県別府瑞穂市 別府491番地

問い合わせ

 生涯学習課(巣南庁舎)
 〒501-0392 岐阜県瑞穂市宮田300番地2
 電話番号/ 058-327-2117 

別府観音の由来

 御本尊十一面観世音菩薩は、西国三十三番谷汲山の観音像と御同作、御等身で、古来、御兄弟の霊像であると言い伝えられています。

 その故は、人皇50代桓武天皇の延暦年間(782から805年)に奥州(福島県会津)の豪族大口の大領という者が、京都平安において豊然上人の御作・十一面観世音菩薩、甲乙二体を尊像を勧請し、会津に安置たてまつろうと京都平安の都を旅立ちましたが、近江路(滋賀県)を経て、美濃の国、杭瀬川の東、大野の郷、川崎(現、西小学校区)の伊久良河の宮(瑞穂市居倉)の辺り(瑞穂市森)に来たところで不思議な霊告を感じたため、一体を糸貫川の支流、管瀬川の上流霊感の地に安置しました。これが谷汲山です。

 別の一体は会津に安置しようとしましたが、大領が病気になり、美濃の国で逝去したため、その菩薩様は川崎の森の地に留まりました。

 それから380年の後、源平の役が起きると、岡部六弥太忠澄という者が源氏の範頼・義経方の武将として一谷の戦いにおいて平家の大将薩摩守忠度を討ち取るという手柄を立て、武功によって美濃の国の領主となりました。この六弥太忠澄の母親が別府氏であったため、その母親の病気祈願、二世安楽、息災延命、五穀成就を願い、十一面観世音菩薩を川崎の地よりこの別府の地に遷し、堂塔を建立し奉ったのです。

 

十一面観音とは

  1. あらゆる方向からの願いに向き合ってくれます。
  2. 頭に十一の顔を持つ観音様です。
  3. 正面の三面の顔は慈悲面といい、おだやかで、やさしい顔をしています。慈悲の心を与えてくれます。
  4. 向かって左、三面の顔は狗牙上出面といい、優しげな顔に歯が見えています。元気を出して!と励ましてくれます。
  5. 向かって右、三面は怒っている顔です、瞋怒(しんぬ)面といいます。悪人を懲らしめ、正しい行いに導こうとする顔です。
  6. 後ろの一面は暴悪大笑面といい大笑いをしている顔で、悪を笑い飛ばし、正しい道に行けと諭す顔です。
  7. 頭頂部に目立つのが仏面で、仏の道に目覚めた人に教えを説く意味があります。

 

別府観音堂の御仏像

別府観音堂には、御本尊のほかにも次の御仏像が安置されています。

 

不動明王(ふどうみょうおう)

 強きをくじき、弱きを助ける、剛の仏さまです。

 困ったときに力をかしてくれたり、身代りになって災難を引き受けてくれたりする存在です。

 

毘沙門天(びしゃもんてん)

 七福神のひとりで財産を与えてくれます。

 仏法を守る闘いの役割と、財運を招くという役目があります。

 

十王

 冥界(冥土)に住む十人の王。閻魔大王などがあります。
別府観音像と御仏像