更新日:2019年8月14日

台風災害への対策と安全確保

【到達36時間~48時間前】
低地に住んでいる場合は、土のうなどを用意する。
 
低地や川沿いの住居には、浸水をせき止めたり浸水の時間を遅らせたりすることができる土のうの活用も有効です。土のうがないときは、代替手段としてごみ袋に水を入れて水のうを作りコンクリートブロックで固定する方法や、水の入ったペットボトルを段ボールに詰め、簡易の堤防にするといった方法もあります。

事前に排水設備の点検・掃除をしておく。
 排水溝の詰まりが原因で道路や庭などに雨水が溜まると、地下室や地下駐車場などが被害を受けます。また、ベランダの排水溝や雨どいが落ち葉やゴミなどで詰まっていると、2階以上への浸水や天井裏への浸水などが発生することがあります。雨水の排水設備関係の点検・掃除を心がけましょう。

屋根瓦やトタンを補強する。
 風で屋根瓦が飛べば、けがでは済まされない事故になることもあり得ます。また、雨漏りの心配がないか、外壁のひび割れはないかなども確認しておきましょう。さらに、テレビのアンテナや倒れる可能性のある塀、自転車や鉢植えのように飛ばされる恐れのあるものは、ロープで固定したり屋内にしまったりといった対策をとりましょう。


【到達12~36時間】
懐中電灯や食料などを用意する。
 台風通過時は、断水や停電となる可能性があります。懐中電灯や情報を収集するためのラジオ、買い物に行けないことも考えて、数日分の飲料水や食料を用意しておくといいでしょう。

家財道具を高い場所へ移す。
 水に濡れると高価な家財道具も台無しです。浸水被害に遭うと困るものは上の階など高い場所へ移しましょう。できれば浸水被害に対応する損害保険(火災保険の特約等)にも加入しておくといいでしょう。


【到達6~12時間前】
市から避難勧告が発令された場合は、複数で行動する。
 市から避難勧告が出たら戸締りをして、近所の人に声をかけ、一緒に避難しましょう。運動靴やトレッキングシューズであれば、冠水した道路も比較的歩きやすいでしょう。

避難準備・高齢者等避難開始が発令された場合は、速やかに要支援者を避難させる。
 市から避難準備・高齢者等避難開始が出たら自力での避難が困難な方々を優先に、自動車等を使って速やかに市の自主避難所など安全なところに移送しましょう。(高齢者や障がい者、乳幼児らを抱えた家族など)


【到達6時間前~到達直前】

浸水の被害を想定する。
 増水の恐れがある地区では気象情報や行政からの情報に特に注意を払い、すぐに避難できるように準備しておきましょう。

地下にいる場合は注意する。
 地下鉄や地下街、地下駐車場などは浸水の恐れがあるので注意しましょう。



【台風到達時】
通過中は外へ出ない。
 台風の際は、建物内で通り過ぎるのを待つのが基本です。通過しているときは外へ出ないようにし、河川や用水路の見回りは危険ですのでやめましょう。