更新日:2018年3月5日

 生津には神明神社、豊受神社という古い神社があり、古くからの祭礼神事を守り伝えています。この二社は伊勢の皇大神宮(祭神・天照大御神)と豊受大神宮(祭神・豊受大御神)の分霊を移し迎えた神社で、生津の内宮、外宮と称されています。

 生津の祭礼1生津の祭礼2

 5月4日の祭礼にはお供えを神前に供えるため、祭り元から行列をつくり、うやうやしくささげて2つの神社をめぐります。

 この祭礼には、子どもたちにも重要な役割が与えられています。その役目は、巫女とその年に縁起のよいとされる方角に向かって矢を放つ弓矢行事の主役、右大臣、左大臣です。祭礼は「とうもと」と呼ばれる当番の祭り元(世話をする人)が用意するお供えや、弓矢行事とともに行われる「おからす」と言われる、大きなおこわを紙に包んで神社の屋根を越させて五穀の吉凶を占う行事等、全て昔からのしきたりにより行われています。生津では今でもこうした祭礼行事がしきたりどおりに守り続けられています。
生津の祭礼3生津の祭礼4