更新日:2018年4月12日
 阪神・淡路大震災では、8割以上の方が住宅の倒壊などにより圧死されました。このとき注目されたのは、築年数が経過した木造住宅の倒壊率の高さでした。昭和56年5月以前の建物は古い耐震基準により設計されているため、倒壊の危険性が大きいと警戒されています。
 家の内外の安全対策をほどこしても、家が倒壊してしまっては元も子もありません。我が家の耐震性をチェックしておきましょう。

安全な木造住宅のポイント

地盤 埋立地、低湿地、軟弱地盤、液状化の可能性のある砂質地盤は要注意である。
基礎 コンクリート造りの基礎で、縦と横に鉄筋が入っているものは比較的安全。鉄筋が入っていないものや石積み、ブロック積みの基礎は要注意である。
建物の形 建物を上から見ても横から見ても凹凸の少ない整形の建物は比較的安全である。不整形の建物は地震に弱い傾向がある。
筋かい 壁の中に筋かいがあると良い。はずれたり抜けたりしないように筋交いの端や柱の上下を鉄板やボルトあるいは釘などの金物で止め付けることが必要である。
壁の量 壁の量が多いほど安全である。壁が均等に配置され、外壁の隅すべてに壁があると良い。一面全部開口しているような場合は危険である。
老朽度 木材が腐っていたり、シロアリに食われているものは危険である。乾いた状態を保つために床下の通風を良くすることが大切。
2階建て 建物の隅に建てる柱は必ず2階まで1本の通し柱にする。

我が家の耐震診断をしよう

専門家に依頼しなくても、簡易に診断する方法があります。まずは、自己診断を行ってみましょう。
 簡易な診断方法は、こちら(岐阜県ホームページへ移動します)

あなたの住宅の安全度はどうでしたか?しかし、診断結果は、あくまで目安です。正確な耐震診断は専門家に依頼し、必要であれば補強しましょう。

 なお、市では、耐震診断の費用の一部を補助する制度を設けていますので、ぜひご利用ください。

対象 昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅について耐震診断を希望される方
問い合わせ 都市開発課(電話:058-327-2101)まで