更新日:2008年8月30日

屋内にいるとき

自宅

地震発生 (最初の大きな揺れは約1分間)
  • 急いでテーブルや机、ふとんなどの下にもぐり自分の身の安全を守る(無理なら座ぶとんなどで頭を守る)。あわてて外に飛び出さない。
  • 揺れが小さいときはただちにガスやストーブの火を消し、コンセントを抜く。
  • 非常脱出口の確保をする。ドア、窓が変形して開かなくなることがあるので、揺れの合間をみて開ける。
1~2分 (揺れがおさまったら)
  • 火が出たら落ち着いて初期消火をする。火が天井までまわったら脱出し、まわりに知らせる。
  • 家族が倒れた家具の下敷きになってけがをしていないか。特に乳幼児や病人、お年寄りなど災害弱者の安全を確保する。
  • 家の中にガラスの破片が散乱している場合は、裸足や靴下で歩き回らない。靴をはく。
3分
  • 隣近所に声をかけ、けが人、行方不明者の確認、救出・救護活動を行う。
  • 漏電・ガスもれに注意する。出火したら、隣近所にも大声で知らせ、消火の協力を求める。消火器を使ったり、バケツリレーをする。
5分
  • うわさやデマに振り回されない。ラジオなどで正しい情報を聴く。
  • 災害時は、電話回線が混乱するのでなるべく使わない。緊急連絡電話が優先。安否確認は『災害用伝言ダイヤル「171」』で。
  • ガス栓をしめ、ブレーカーを落とす。
  • 家屋倒壊などの危険があれば避難する。(避難先を紙などに書いて玄関先にはっておくと良い)
※大規模災害、ガス爆発、危険物の流出等、2次災害の恐れがある場合は、安全な場所に避難する。
10分~数時間
3日
  • 家族、地域の人たちと協力して消火活動、救出・救護活動を行う。
  • 水、食料は蓄えているもので。
  • 壊れた家に無理をして入らない。
  • 災害情報・被害情報の収集をする。

スーパー・デパート

  • カバンなどで頭を保護し、ショーウインドウや商品などから離れる。柱や壁際に身を寄せ、係員の指示を聞き、落ち着いて行動する。

オフィスビル・作業所

  • オフィスビルの場合は、あわてて部屋から飛び出さず、ただちに机などの下にもぐる。ロッカーなど大型の備品の転倒や、机上のOA機器の落下にも注意する。窓ぎわから離れる。
  • 作業所の場合は、急いで作業台などの下にもぐる。ただし、大型機械の倒壊・落下、爆発などの危険があるときは、脱出することを優先する。作業中の場合は非常停止し、火の始末も忘れずにする。

劇場・ホール

  • カバンなどで頭を保護し、座席の間に身を隠し、係員の指示を聞く。あわてず冷静に行動する。

地下街

  • 耐震性・防災設備の面でも比較的安全と言われているため、あわてず壁や太い柱に身を寄せ、揺れがおさまるのを待つ。
  • 係員の指示を聞く。指示がない場合は、カバンなどで頭を守りながら最も近い出口(60m間隔にある)から地上に出る。

学校

  • 教室では、すぐに机の下にもぐり、できるだけ体を小さくかがめて、机の脚をしっかり押さえる。すぐに飛び出すのは危ないので、やめましょう。
  • おさない・か(駆)けない・しゃべらないの「お・か・し」の約束を守って、先生の指示に従いましょう。

屋外にいるとき

路上

  • その場に立ち止まらず、窓ガラス、看板などの落下物から頭をカバンなどで保護して、空き地や公園、安全そうなビル(1階が広いビルや古いビルは倒壊の危険があるので避ける)などに避難する。
  • 近くに空き地などがないときは、周囲の状況を冷静に判断して、両側の建物から離れた歩道の中央など、安全性の高い場所へ移動する。
  • ブロック塀や自動販売機などは、倒壊の可能性があるため、近づかない。

車を運転中

  • ハンドルをしっかりと握り、前後の車に注意しながら徐々にスピードを落とし、道路の左側に止め、エンジンを切る。
  • 揺れがおさまるまで冷静に周囲の状況を確認して、カーラジオで情報を収集する。
  • 避難が必要なときは、キーはつけたまま、ドアロックもせず、車検証などの貴重品を持ち出し徒歩で避難する。

電車などの車内

  • つり革や手すりに両手でしっかりつかまる。
  • 途中で止まって、非常コックを開けて勝手に車外へ出たり、窓から飛び降りたりしない。
  • 乗務員の指示に従い落ち着いて行動をする。

海岸・がけ付近

  • 速やかにその場から安全な場所へ避難する。海岸の場合は、高台などに避難し津波情報をよく聞く(解除されるまで絶対に海辺などの低地には近づかない)。がけを背にした家屋では、なるべくがけから離れた部屋を生活の中心にする。