更新日:2008年8月30日

集中豪雨とは…

 集中豪雨とは、短時間のうちに狭い地域に集中して大量の雨が降ることを言います。集中豪雨は梅雨の時期や台風シーズンに発生しやすく、狭い地域に限定し て起こる現象であるため、予測が難しい面があります。最近は1時間に100mm近い雨が降ることも珍しくなくなっており、洪水やがけ崩れなどで大きな被害 が出ることもあります。山沿い、河川敷、扇状地、造成地などに住んでいる人は、特に警戒が必要です。
 また、都市部の市街地が冠水する都市型水害も増える傾向にありますので、都市周辺に住む人も油断しないようにしましょう。

1時間の雨量と降り方

(気象庁による)
1時間の雨量 雨の降り方
10~20mm ザーザーと降り、雨音で話し声がよく聞こえない。
20~30mm どしゃ降り。側溝や下水、小さな川があふれる。
30~50mm バケツをひっくり返したように降り、道路が川のようになる。
50~80mm 滝のように降り、土石流が起こりやすい。車の運転は危険。
80mm以上 雨による大規模な災害発生の危険があり、厳重な警戒が必要。

台風と熱帯低気圧の違い

 熱帯地方(東経180度より西の北西太平洋)で発生した低気圧を熱帯低気圧と言います。そのうち、最大風速が毎秒約17m以上(風力8= 17.2m/s)になったものが台風です。熱帯低気圧は風の強さでは台風に及びませんが、雨に関しては広範囲にわたって大きな被害をもたらすことがありま す。油断しないで、台風同様に警戒してください。

台風の大きさ

(気象庁による)
呼び方 風速15m/s以上の半径
台風 500km未満
大型の台風 500km以上800km未満
超大型の台風 800km以上

台風の強さ

(気象庁による)
呼び方 最大風速(m/s)
台風 17m/s以上~33m/s未満
強い台風 33m/s以上~44m/s未満
非常に強い台風 44m/s以上~54m/s未満
猛烈な台風 54m/s以上

風の強さと被害想定

(気象庁による。風速は10分間の平均。単位:m/s)
※風速及び被害想定はあくまで目安です。
風速10~15 看板やトタン板が飛び始める
風速15~20 風に向かって歩けない
風速20~25 しっかりと体を確保しないと転倒する
風速25~30 立っていられず、ブロック塀が壊れる
風速30~ 屋根が飛び、家が倒れることもある